子どもたちは、園庭や北本みなみ幼稚園施設の自然教育園に出かけると、様々な発見に目を輝かせ、「なぜだろう。」「どうしてだろう。」と頭を働かせます。将来、知識や知恵を生み出すためにも、みなみ絵本のこども園では幼児期に多くの自然と触れ合い、美しいものを美しいと感じたり、未知なものに感激したりと豊かな感性を育むことを大切にしています。
日本幼児教育の基礎を築いた、お茶の水大学附属幼稚園の倉橋惣三という人は「幼稚園は時ならぬ時に花を咲かせる所ではありません。温室の促成栽培をすれば早く花を咲かせることは可能です。が、そうして育てた花を温室から出すと、すぐにしおれてしまいます。したがって幼児期に花を咲かせようとする教育はにせもので、根をはり芽生えを培う教育こそが本物です。」と言っています。
本園では、この言葉を踏まえて意欲と思いやりのある人間性豊かなお子さまを育てていきたいと思います。また、個々の個性と能力を充分に育み、人生の土台となる子ども時代の楽しい原風景をいっぱい作りたいと願っています。